遺産相続と健康について説明致します

2002年1月までに出たC教審答申のどこを探しても出てきませんよ。 でも『確かな学力』と言われたら反論はしにくい。
内容が不明な『生きる力』に比べ、何かあるようで、しかもM科省の決意のようなものも込められている。 『生きる力』というキャッチフレーズは、抽象的だとか、曖昧だとか批判が出てきたけれど、『確かな学力』つて言われたら、そこには基礎基本の徹底も含まれるわけだし、少なくとも批判をかわすという意味では非常にうまいフレーズでした。
しかも、宿題を出して家庭学習を指導するとか、放課後の補習の充実とか、朝の読書指導とか、具体的に指導法にも触れていた。 それ以前にもM部事務次官が、ゆとりが『ゆるみ』になってはいけないと言っていたけれど、明確な方針転換だとは言わないまでも、基礎基本の徹底ということに重点を置いたアピールであったことは確かです。
その意味で、あの時点では、私としては、ひとつの反省作用として、そのまま4月を迎えるよりは良いと思いました。 少なくとも流れの中で、99年に問題提起をした時の問題意識をある程度M科省も真摯に受け止め始めたという印象を持つたからです。
M科省は明確には言わないけれど、実際の運用の段階でスタンスを変えてきたことは疑う余地はない。 ところが、その後の動きを見ていると、未だにM科省ははっきりとした方針転換を打ち出せないでいる。
つまり、『確かな学力』とは言い始めているけれど、いったい今までの政策のどこに問題があって、なぜギアシフトをしたのかということは言わない。 要するに、学習指導要領には基礎基本の徹底ということがこれまでも書いてあったのだから、そこをとらえて、『今までだって言ってきた。

M科省は一切変わっていない』という図式を守ったまま、『確かな学力』と言い出したから、教育現場から『あれっ、ゆとり教育はどこへいったのだ。 進めてきたM科省は何だったのか』というようにとらえられた。
国立政策研究所が公立中学校の管理職と教員を対象にやった調査によれば、97%の教師が、『もっと中学校の教育現場の現実をふまえた教育改革にしてほしい』と答えたと言うし、『教育改革のペースが速すぎてじっくりと取り組む余裕をなくしている』についても、87%が肯定している、ということです。 自由記述にも、改革は『机上の空論』だとか、『方針のぶれか大きい』といった批判が寄せられていた。
こういう調査に表れているように、今度は政策や中央行政に対する不信感のようなものが学校現場から上がってきてしまったわけですね。

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